膝の痛み 治し方

不安定な膝をベルトで安定化

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肥満は、大敵

2013年11月17日

歩くとき、膝には、体重の5倍の負荷がかかるんです。
 

 人間は2本の脚で立ち、歩行するときは1本の脚で体重を受けます。両脚を一度に前に出しては歩きません。両脚を一度に前に出して歩くのは、バッタ、ウサギ、カンガルーです。人間は両脚を交互に前に出し、歩くときは必ず片脚立ちとなります。この片脚立ちした瞬間(立脚期と言います)には、膝の内側に体重の5倍の力がかかると言われています。また、階段を下りるときには体重の8倍の力が膝の内側にかかるということです。これは、アメリカ整形外科学会(AAOS=American Academy of Orthopaedic Surgeons)で、2008年に学会報告されました。体重が50キロの人なら、歩くときには瞬間250キロ、階段を下りるときには400キロもの力が膝関節にかかっていることになります。
 なぜそんなに大きな力になるかというと、これは”てこの作用”が働くためです。
 ”てこの作用”とは、50キロの石は重くて動かせませんが、棒と支点があれば10キロほどの力で動かすことができるというものです。人間が歩くときにも、膝には”てこの作用”で体重の数倍の力が働くわけです。逆に考えれば、体重を5キロ落としたら、歩行時には25キロも膝は楽になるということです。階段を下りるときは、40キロも膝は楽になるのです。標準体重より重い人は必ず減量してみてください。標準体重は、身長(単位メートル)×身長×22で求められます。身長が140センチの人なら、1・4X1・4×22=約43キロ、150センチの人は49・5キロ、160センチの人で約56キロ、170センチの人で63キロくらいです。(『膝、復活: 立つ、座る、歩く、人生の晩年は、膝で決まる』p57~p59)

臼蓋形成不全

2013年11月17日

 
変形性股関節症については、遺伝的な要素も無視できないんですよね。
 

 ところが、日本人、特に日本人女性には、この変形性股関節症になりやすい生まれつきの傾向があるのです。
 骨盤側で大腿骨の先端を収める臼状のへこみ、「臼蓋」が生まれつき浅く、軟骨がすり減りやすい状態の人が諸外国に比べて明らかに多いのです。
 この状態は、医学的には臼蓋形成不全といい、変形性股関節症の初期段階と見なされています。
 女性に多く見られ、その原因は正確には不明ですが、原因遺伝子が第13番染色体に存在すると推測されています。
 つまり、結構な数の日本人(特に女性)は、生まれつきにして潜在的な変形性股関節症の患者さんであるのです。
 この臼蓋形成不全を抱えていても、若いときにはあまり症状が出ません。まだ軟骨が元気で、日常生活での負荷を受け止めてくれるからです。
 しかし、これが年をとってくると、生まれつき人よりも軟骨がすり減りやすい体質なので、変形性股関節症になりやすくなります。臼蓋形成不全の段階で踏み留まる人もたくさんいるのですが、次第に状態が悪化していって、40~50代で痛みが出てくるというパターンが多いのです。(『「老けない体」は股関節で決まる!』p46~p47)

 
臼蓋形成不全は、二次性。
 

 大腿骨上部の先端(大腿骨頭)は丸い球のようになっており、骨盤のくぼみ(臼蓋)にはまる構造になっています。大腿骨頭と臼蓋の間には、骨どうしが直接ぶつからないように「関節軟骨」というなめらかな組織があり、クッションの役目を果たしています。変形性股関節症は、この軟骨がすり減ることで起こる病気です。
 特定の原因がなく起こる場合(一次性)と、特定の病気があって起こる場合(二次性)があります。二次性の場合は、臼蓋形成不全、先天性股関節脱臼、大腿骨頭壊死、大腿骨骨折の後遺症などがあります。(『NHKきょうの健康 100歳まで元気に歩ける体づくり 75のコツ』p57)

 

O脚

2012年08月04日

 
 O脚は、膝の内側に体重(負担)がかかりやすい。
 
 そのため、内側の関節軟骨がすり減りやすいんです。
 
 
O脚になる理由は?
 

歩きかたの癖が積もり積もってO脚になります。
 私たちのセンターの患者さんの9割を占めるのが、O脚の方です。両膝の内側の関節軟骨がすり減り、骨どうしが当たって痛みを発症します。発症までの期間を左右する、骨の強さなどは遺伝的要因が強いと考えられますが、歩きかたを自分で認識しないまま癖になってしまい、悪い体の使いかたを続けてきたことがいちばん大きな原因です。どんな歩きかたが悪いのかを学習し、自分の歩きかたを変えることで大きな変化が起きます。
 まず、典型的な”悪い歩きかた”をお話しします。体の器官のなかで頭は重いものです。頭のなかには脳が入っていますが、これは固い頭蓋骨という骨で囲まれて、なかに脳脊髄液が入っています。いわば、固い壷のなかに水をいっぱい入れて脳が浮かんでいるわけです。相当重たい部品であることがわかりますね。私は、初診で歩きかたのチェックをするときに、この頭の動きを最初に診ます。悪い歩きかたをしている人は、まず頭が先に出ます。重たい頭が体からはみ出して、先に前に行くことで歩くのです。私はこれを”ニワトリ歩き”と呼んで、注意を促しています。この歩きかたをやめるだけで、とても大きな変化が起きます。ニワトリは、大きな体に小さな足で走り回ります。彼らは重心を前に移すために、まず頭を前に振って歩きます。次いで、足はつま先から接地します。この2つの癖は人間にとっては大変体に悪い歩きかたです。決して真似をしてはいけません。
 歩き出しのときに、頭が体より前に出ると、首の後ろの筋肉が重労働をさせられ、肩甲骨周囲の筋肉も同様に働きます。水を抱えた壷(頭)を体の前に出すことで、首の後ろの筋肉と肩甲骨周囲の筋が無理な働きをすると、強烈な肩こりが生じます。重い頭を体の真上に乗せておけば、これらの筋肉が過当に仕事をすることはありません。
 頭が先に出るニワトリ歩きは、肩こりだけではすみません。次に上肢のバランスが崩れるので、腰は反対側に曲がることでバランスをとります。前頁の図1のように、腰椎は後ろに変形(後弯)し、骨盤も後傾します。そうすると、股関節は骨盤に対して後ろ側へと延び(伸展)、太ももが外側を向く(外旋)ことになります。その結果、膝関節は少し曲がり(屈曲)O脚になって(内反)、下につながった足部もがに股のように足が外側を向く(回外)ようになります。頭のへんな癖は、腰椎後弯、骨盤後傾、股関節伸展・外旋膝関節屈曲・内反、足関節回外と運動の連鎖で足まで変化が影響してしまうのです。足は地面についていますので、体重の影響は真んなかの膝関節にもっとも大きく出てきます。また、人間の体はそのように歩くようにはつくられていないので、その妙な格好を維持するために、いままで使っていなかった筋肉が過当労働を強いられます。ふくらはぎが妙な緊張をもつのは、このためです。正しい歩きかたに戻すだけで、これらの異常はすべて治ります。
 興味深いことに、これらの運動連鎖の中心は骨盤、それも仙骨なのです(65頁参照)。仙骨の位置をもとどおりの位置に戻してやれば、一瞬でアンバランスな筋の緊張がゆるむことでわかります。頭が先に行ってしまって壊れたバランスも、中心を整えて、正しい動きかたを理解し実践することで、もとの体に戻る可能性がまだあります。(『膝、復活: 立つ、座る、歩く、人生の晩年は、膝で決まる』p53~p57)

 
大腿内転筋が弱いと、O脚気味になるんですよね。
 

 電車の座席で膝をきちんと揃えて座っている人を見ると、清々しい気持ちになります。内転筋が弱っていると膝は開いてしまいます。
 また、太ももの骨を骨盤に引きつけておくことができないと、O脚が進みます。O脚の人は外側の筋肉に比べて内側が弱い人が多いので、意識的に鍛えましょう。
 重心が内側に偏るX脚の人は、外側を鍛えて、内転筋をストレッチするといいですよ。(『メディカルエンジェルストレッチ  更年期』p33)

変形性膝関節症の原因

2012年08月03日

 ・膝の関節軟骨の磨り減り

   ・関節軟骨がすり減ることによって、骨が変形し、炎症などが起こる。
    → 関節軟骨

    軟骨には神経がないので、すり減っても痛まないが、周囲の組織に影響を及ぼす。

   

   ・すり減った関節軟骨のカケラが、関節包の内側の滑膜を刺激して、炎症を引き起こす。
   ・関節軟骨がすり減ってくると、大腿骨と脛骨(すねの骨)の隙間が狭くなる。
   
    隙間がなくなると、骨と骨が直接ぶつかるようになる。

    膝関節が不安定になることで、変形が起こる。
    その結果、炎症や痛みが生じる。
     ・骨どうしがぶつかる(骨には神経がある)
     ・関節を包んでいる滑膜が引き伸ばされる。
     ・剥がれた軟骨のかけらが、滑膜を刺激する。

      膝関節の大腿骨と脛骨の隙間は、X線検査で確認。
    関節軟骨の状態は、MRI検査で確認。
 

   ・関節軟骨がすり減る要因は、
     ・加齢による軟骨の劣化

     ・筋力の低下
       膝関節は周囲の筋肉により安定が保たれている。

     ・肥満
     ・O脚
     ・けがにより膝関節が不安定になる

         半月板の損傷や前十字靭帯の断裂による膝の負担増

 
 ・関節を支える筋肉の衰え

    筋力不足

      膝と股関節を支える筋肉が衰えると、両脚で体重を均等に支えることができなくなり、脚が外側に広がって、歩くときに膝が内側に回転する力が作用し、内側の関節軟骨がすり減る。

 

 ・加齢による骨の変性
 

 ・血液循環の悪化

    高齢化に伴い、血液循環が悪くなると、関節液内への栄養分の補給が滞りがちになり、関節軟骨の修復がうまく行われなくなる。

    

 
 
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ひざ関節疾患、とくに変形性膝関節症を引き起こす要因は?
 

 私どもは、ひざ関節疾患を引き起こす最大の要因は、ひざに対しての「荷重」「衝撃」「ひねり」といった無理な負荷をかける使い方ではないかと考えています。
荷重とは体重の増加や、仕事などで重い物を持つといった無理な圧迫のこと。衝撃とは急激な負荷のこと。ひねりとは不自然な動作のことです。ひざ関節は肩関節や股関節と違って前方への屈伸しかできません。ですから、力が横に向くひねりなどは不自然な動きになってしまいます。
 また、アライメントが崩れた偏った動きというのも、ひざ関節には異常な負荷を与え、変形を促進します。
 アライメントとは「並び方、もしくは並べ方」のこと。医学的には「骨や筋肉の並び方」のことをいいます。私たちの骨格や筋肉、靱帯は一定のアライメントを保ち、正常な状態であれば、いかなる動きも、理論的な方向に沿って動きます。
 しかし、このアライメントがなんらかの理由で崩れてくると、関節にかかる荷重の方向や場所(荷重点)がずれてきます。たとえば、O脚やX脚だと、どうしてもひざにかかる力が内側か外側に偏り、それが長い間に変形を生んでいきます。(『ひざ痛を自分で治す本』p56)

 

痛みが発生するメカニズムは?

 

 痛みが起こる仕組みにはいくつかのパターンがありますが、軟骨の変性(骨化)が最大の要因といえます。
 前述したように、軟骨の機能が低下することによって、関節がスムーズに動かなくなり、それを補うため、筋肉や靱帯、腱、関節包、半月板など関節の働きにかかわるさまざまな組織に異常な力がかかるようになります。その結果、損傷や剥離、脱臼などの病変が起きてきます。
 それらが起因して、周囲の神経を刺激するために、炎症、発熱、水腫、さらに痛みといった異常事態を引き起こします。
 一つ例を挙げましょう。ひざ関節の場合によく見られるのが、水腫による関節包の内圧上昇です。
 靱帯や腱、半月板が傷ついたとき、あるいは骨化した軟骨の破片が関節を包んでいる滑膜の細胞を傷つけたりすると、関節包に炎症を引き起こします。炎症が起これば当然、熱が出ます。すると、その熱を冷やそうとして滑膜から大量の水(滑液)が分泌されます。これは自然治癒力という、体が本来備えている自然なメカニズムです。
 通常なら、冷却の役目を終えた水は速やかに吸収・排出されます。しかし、組織が異常な状態にある場合は、その代謝機能がスムーズに行われません。その結果、不要な水が関節包内にたまり、いわゆる「ひざが腫れる」状態になります。
 水がたまればたまるほど、関節包の内圧は高くなり、神経を過剰に刺激して痛みが発生してくるのです。(『ひざ痛を自分で治す本』p58~p59)